ホストに色恋営業はつきものです。
「好きになった男性がホストである以上、ある程度は覚悟はしていた…」
という女性でも、本音を言えば彼に騙されていないか心配で怖くて堪らないでしょう。
今から実際に使われている色恋営業の手口やホストの嘘を見抜く方法を解説します。
あなたへのセリフやLINEの内容で簡単にわかるので、普段の彼の行動と照らし合わせてみてくださいね。
あなたにとって衝撃的な内容となる可能性もあるので、本気の人だけ最後まで読むようにお願いします。
ホストの色恋営業とは?
ホストの色恋営業の定義とは、お客さんに
「恋愛感情を抱かせホストクラブに来店させお金を使ってもらうのを目的」
とした営業方法のことです。
男女の恋愛関係になると基本的にホスト側に主導権があるため、お店に呼んだり高額なお酒を頼みやすくなるためにこの色恋営業という手法をとります。
お客さんもそれを理解したうえで楽しむ…というのが昔ながらのホスト遊びとも言えます。
しかし、そうは言っても好きなホストには恋愛感情抱くし、彼のことを好きになった以上は他のお客さんとは違って一人の女性として愛されたいですよね?
ある程度の売れっ子ホストになると
・このお客さんは義理堅いから友営が向いている
・このお客さんは本営をすれば徹底的に尽くしてくれる
など、その女性の本質をたった1度の接客で見抜き営業手法を変えてくるものです。
世間一般の恋愛とは違い、どうしてもお金や他の女性の影も関わってくるのがホストとの恋
愛。
ホスト目線で言うのなら、下手な色恋営業をするとお客さんによっては揉め事になるので誰にでも色恋営業をかけるわけにはいきません。
じつは、ここがホストの色恋営業の手口を見抜くポイントにもなります。
これから実際に色恋営業で逮捕されたホストの事例をもとに解説していきます。
ホストの色恋営業は犯罪(詐欺)にならないかを解説
色恋営業のリスクをホスト目線で考えた際に、一番怖いのは「法律」です。
この法律を違反しないようにギリギリまでお客さんに楽しんでもらい、もしくは彼女と思ってもらいお金を出させるかが勝負所。
これから紹介するホストの裁判事例をもとに、色恋営業のラインを見極めていきましょう。
それでは実例をもとに解説していきます。
2019年12月アプリで出会った女性に、
「イベントで返すから、またお金を使ってほしい。1位をとって店を辞める。一緒になろう」
などと結婚をほのめかして、勤務先のホストクラブに誘い、シャンパン代など現金400万円をだまし取った疑いが持たれている。
結果として、詐欺罪(刑法246条)で逮捕されたというものです。
このホストの色恋営業の事例で重要なポイントは
①出会った場所がアプリだった
②イベントで返すからと言っていた
③一緒になろうと言っていた
の3つですね。
まず①についてですが、ホストクラブにお客さんから来ていたのではなく、ホストをしているのを隠し出会い系のアプリで知り合ったそうです。
ホスト的には「キャッチの場所の一つ」としてアプリを選んだのかもしれません。
現在は法律で路上キャッチが禁止されているので、ホストの営業努力とも言えなくもありませんが、ホスト慣れしていない女性からしたら本気になって当たり前です。
これも詐欺罪にあたると判断された要因のひとつです。
つぎに②のイベントで返すと言ったセリフですが、これは使ったお金を返す=お客さん的には貸しているだけで給料で返してもらえるものと判断できます。
これも詐欺罪に当たると言えるでしょう。
最後に③の一緒になろう!と言っていたですが、これはもう結婚詐欺と捉えられても仕方ありません
つまり、この件は
最初からお客さんになってもらう目的で近づいたたうえに、お金を返してもらえると思われ、そして信じ込ませるために結婚の話しをしていたので詐欺罪として捕まったと言えます。
ホストの色恋営業はどこにでもありますが、裁判まで発展する事例はそこまで多くありません。
なぜなら、こうなることをホストは普通は避けようとするからです。
逆に言えば、ホストの色恋営業の手口を見抜く方法とは、「法律違反をして訴えられないようなセリフや行動をとる」とも言えます。
これらを踏まえたうえで、ホストの色恋営業の手口を暴露していくので続きを見ていきましょう。
ホストが色恋営業で使うセリフ・LINEを暴露します
ホストがあなたに色恋営業をしているのかは、セリフやLINEに現れます。
これから紹介する特徴をしっかりと把握しておきましょう。
ホストが色恋営業で使うセリフ&絶対に使わないセリフ
ホストが色恋営業で使うセリフとは
「応援してほしい」「好きになりそう」「仕事を忘れちゃう」の3つです。
これらのセリフを頻繁にあなたに言ってくるのなら、それはすでに色恋営業を掛けようとしている状態です。
応援してほしいを直訳すると、お店に通ってお金をもっと使って欲しいです。
そのまま言うよりソフトに伝えられるので嫌われにくく、男性に尽くすタイプの女性に効果的なセリフです。
つぎに「好きになりそう」ですが、先程説明した詐欺を回避する言い回しですね。
ここを「好きだ」「愛している」と言ってしまうと詐欺にあたる可能性があるので、好きになりそうといった言い回しに変えます。
似たようなセリフで「元カノや初恋の女性に似ている」などもあります。
こう言われて嫌な女性はいませんし、つい彼のことを意識してしまいますよね?
最後の「仕事を忘れちゃう」は、暗にあなたのことをお客さんと見ていない!本当は好きなんだよ!と伝えるためのセリフです。
ついつい仕事を忘れ、素の自分が出てしまうと言うことで、あなたのホストへの警戒心を解くことにも繋がります。
「色恋営業をされている!」
とお客さんに思わせたくもないので、こういうセリフは使い勝手のいい色恋営業のセリフと言えます。
ホストが色恋営業で使うLINEの内容
次にホストの色恋営業でのLINEの内容を解説します。
よくあるのが「毎日同じ時間帯に連絡がくる」「お金に関することは残さない」の2つです。
毎日ホストから同じ時間に連絡がくる理由ですが、一言でいうとあなたを洗脳するためです。
心理学では「ザイオンス効果」と呼ばれるものがあるのをご存じでしょうか?
これは、同じ人やモノにくり返し接触すると好意を抱くという心理現象のことを言います。
CMで見ていた商品を今度使ってみるか?となったり、よく使うアプリは何となく信頼しているといったのもこのザイオンス効果によるものです。
この心理学を上手く色恋営業に取り入れるのがホストの手口です。
毎日来ていた連絡が急に来なくなると不安になってしまい、あなたから連絡をとってしまうことがあるかもしれません。
その瞬間、あなたからホストに主導権が渡るのです。
また、同じ時間帯に連絡をするのは営業スケジュールの管理をしやすくするためでもあります。
たとえば…
Aちゃんはキャバ嬢だから仕事の終わる深夜に「今日もお疲れ様ね」
Bちゃんは昼職でOLをしてるから朝の8時に「おはよう!今日も頑張ってね」
こんな風にお客さんの日常に入り込み、そして徐々にお客さんを好きにさせていくのです。
お金に関することをLINEに残さないのも色恋営業のテクニック。
普通の恋愛関係であったとしても、彼氏からのお金に関する連絡は嬉しいものではありませんよね?
ホストは、自分が常に疑われているのを知っています。
そのためお金に関することを残しません。
好きな男性との過去のLINEのやり取りを何度も眺めた経験はあなたもあるでしょう。
でも、そこにお金に関する内容があると冷めてしまうかもしれません。
また、もし訴えられたりしても自分が不利にならないようにお金に関することは文字で残るLINEにはしないようにするものなんです。
ホストの色恋営業でのLINEの手口をまとめると
同じ時間帯に連絡することであなたに好意を抱かせ、お金に関する証拠を残さないです。
一般的な恋愛なら連絡が来る時間帯はバラバラになって当然ですよね?
彼にも都合があるのですからしょうがありません。
それでも同じ時間帯に連絡が来るのは、あなたに対してのホストとの営業努力とも言えるかもしれません。
もしあなたが、彼のそんな努力を応援してあげたいなら
「あなた自身も色恋を楽しむ余裕」
を持って適度にお店に行ってあげましょう。
しかし、本気の恋愛にハマってしまうのが怖いのなら、自分は営業対象でしかないんだと身を引くことも必要と言えます。
ホストの色恋営業を見極める方法
「ホストの色恋営業の手口と見抜く方法」について解説しました。
ホストにとっての色恋営業とは、一番オーソドックスな営業スタイルとも言えます。
彼からあなたへ好きなそぶりを見せることで意識させ、お客さんとしてお店に来させお金を使わせるのが目的です。
この色恋営業をホスト遊びと割り切れるのなら、彼からのアピールは営業努力と思い楽しんだり応援してあげてください。
もし、彼を一人の男性として本気になってしまっているのなら
「自分が彼にとってはただのお客さんか、それともそれ以外の存在か?」
を見分ける必要があります。
もちろん、あくまでも彼とあなたの現在の関係性が色恋営業かどうかが見極められるだけです。
これから彼にとってあなたの存在が変わっていき、本カノになれることもあるでしょう。
実際、僕の周りのホストで何人もお客さんと結婚した人がいます。
しかし、一般男性との恋愛とは違い、これから何年も彼を信じられないこともあるし、結婚してからも疑ってしまうこともあるでしょう。
それでも本気で彼との将来を考えているのなら、まずは彼が自分自身をどう思っているかを見極め、そして他のお客さん以上の存在になっていくしか方法はありません。
個別の恋愛相談もやっていますので、本気でホストの彼を信じたいのならご相談くださいね。